98/1/15

夏の学校の歴史 1985-1996

演題名・講師は案内号や要旨集などから採っているため実際とは異なることがある。

第25回 志賀高原・白樺荘

会期
1985/8/-12
会場
白樺荘
校長
伊勢川裕二(大阪府大・農)

第26回 霧が峰高原・霧が峯ホテル

会期
1986/8/
会場
霧が峯ホテル
校長
鈴木 徹(名古屋大・農)

第27回 志賀高原・ホテルニュー志賀

会期
1987/8/6(Thu)-10(Mon)
会場
ホテル ニュー志賀
校長
和田重雄(東京大・教養)

研究交流会

 1.生体膜とオルガネラ  2.細胞運動
 3.細胞内情報伝達    4.生体制御(神経・免疫・その他)
 5.代謝         6.発生・分化・遺伝子発現
 7.がん         8.タンパク質工学
 9.食品の生化学    10.植物

分科会 パート I

A.生命現象へのアプローチ――その情報と構造より
オーガナイザー
八木 健(千葉大・理)
演題・講師
「色素上皮細胞から水晶体細胞への分化転換の分子機構の解析」阿形清和(基礎生物学研)
「なぜ“形”を見るのか?」月田承一郎(東京都臨床研)
B.生体における情報伝達
オーガナイザー
水島 洋(東京大・薬),小原朋子(東京大・医科研)
演題・講師
「イノシトール燐脂質代謝とホスホリパーゼC」平澤計介(明治乳業・ヘルスサイエンス研)
「アラキドン酸カスケード」吉本谷博(徳島大・医)
C.真核生物のDNA複製機構
オーガナイザー
渡辺信元(理研・分子腫瘍)
演題・講師
「DNA 複製蛋白としての癌遺伝子産物と DNA 複製開始部位」有賀寛芳(東京大・医科研)
「真核生物の DNA 複製酵素系」山口政光(愛知県がんセンター研)
D.病原菌による植物の癌化機構
オーガナイザー
関根政実(東京大・教養)
演題・講師
「クラウンゴールの形成機構」小鞠敏彦(日本たばこ・磐田試)
Pseudomonas savastanoi のIAA合成――遺伝子と IS エレメント」山田哲治(岡山大・農)
E.AIDS VIRUSと免疫機構
オーガナイザー
松本教子(東京大・薬),古谷 誠(東京大・医)
演題・講師
「抗原認識の分子論」熊谷善博(順天堂大・医)
「AIDS レトロウイルスの挑戦」岡本 尚(国立がんセンター・研究所)
F.ガン遺伝子の培養細胞遺伝学
オーガナイザー
野本 聡(九州大・理)
演題・講師
「Transcriptional control of the endogenus c-myc proto-oncogene in HL60 cells by introducing a gene encoding anti-sense RNA」Yokoyama kazushige(理研・分子遺伝)
G.酵母染色体の構造と複製分配
オーガナイザー
鈴木克周(工技院化技研),長谷川聡(三菱化成・生命研)
演題・講師
「染色体分配の必須因子の構造と機能――分裂酵母ミニ染色体を用いたアプローチ」松本智裕(京都大・理)
「酵母染色体の分離と遺伝子の物理的マッピング法」板谷光泰(三菱化成・生命研)
H.プロテインエンジニアリング
オーガナイザー
玉木英輔(東京大・工)
演題・講師
「遺伝子工学を用いたトランスアミナーゼの構造と機能の研究」倉光成紀(大阪医大・医化学)
「タンパク質・核酸のパソコン分子グラフィックスとタンパク質工学の戦略」磯 晃二郎(東京大名誉教授・慈恵医大客員教授)

分科会 パート II

I.動物の発生における形態形成
オーガナイザー
林 謙介(東京大・理)
演題・講師
「両生類初期杯のもつ遊び」景浦 宏(福岡大・理)
「唾液腺の形態形成――細胞の外からの形づくり」中西康夫(名古屋大・理)
J.細胞運動と細胞骨格――微小管を中心として
オーガナイザー
細谷夏実(東京大・教養),横田悦雄(東京大・教養;名古屋大・臨海)
演題・講師
「神経細胞における微小管の分子構築の多様性と機能の関連」新井孝夫(筑波大・基礎医学系)
「微小管関連運動性タンパク質――ダイニンを中心として」清水 隆(繊維高分子材料研究所)
K.エネルギー変換
オーガナイザー
園池公毅(東京大・教養),菓子野康浩(東京大・教養)
演題・講師
「ミトコンドリアATP合成酵素活性調節因子」橋本忠雄(大阪大・医)
「エネルギー変換」福森義広(東京工大・理)
L.オルガネラの生合成――細胞をオルガネラから眺めてみると
オーガナイザー
戸村秀明(東京都立大・理),川上直人(名古屋大・農)
演題・講師
「細胞内におけるミトコンドリアの挙動」太田成男(自治医大・生化 I)
篠原健司(名古屋大・農;農林水産省・林業試
M.神経系における結合の特異性と可塑性
オーガナイザー
飯野雄一(東京大・医科研),前田達哉(東京大・医科研),伊藤 啓(東京大・理)
演題・講師
「シナプスの可塑性とその機能」小田洋一(大阪大・基礎工)
「神経形成における細胞認識――網膜視蓋投射系を例として」高木 新(京都府立医大・医)
N.原核生物のDNA複製
オーガナイザー
石丸 聡(京都大・ウイルス研)
演題・講師
「大腸菌DNA複製研究の現状と展望」真木寿治(九州大・医)
「大腸菌DNAポリメラーゼ III ホロ酵素の構造と機能――精製したサブユニット蛋白質からのホロ酵素の試験管内再構成」真木智子(スタンフォード大・医)
O.ホルモンによる制御――プロラクチンを中心として
オーガナイザー
佐藤裕保(第一製薬),堀越信夫(東京大・薬)
演題・講師
「生理学的側面から見たプロラクチンの作用」小西秀彦(東京大・農)
「プロラクチンリセプターの構造」酒井仙吉(東京大・農)

基礎分科会

a.発生分化,この壮大なドラマへの割り込みから得られたもの
オーガナイザー
三品裕司(横浜市大・木原研)
b.生体における情報伝達
オーガナイザー
小原朋子(東京大・薬),水島 洋(東京大・薬)
c.免疫
オーガナイザー
今泉 晃(中外製薬)

実験技術分科会

d.核酸塩基配列決定法の最新情報
オーガナイザー
大島 淳(宝酒造・中央研)
e.細胞への微量物質注入法
オーガナイザー
高田慎治(東京大・薬)
f.細胞生物学におけるFACSの応用と展望
オーガナイザー
水島優子(ヘキストジャパン)
講師
木根渕 猛(順天堂・医)
g.全自動高速電気泳動装置,Phast Systemを用いた生体成分の高速分離
オーガナイザー
増田恵子(ファルマシア)

シンポジウム

タイトル
生命科学の何が面白いの?……あなたなら生命科学をどう料理する?
オーガナイザー
高田慎治(東京大・薬),福地 清(日清製粉),細川 啓(秀潤社),松居靖久(東京大・薬),三品裕司(横浜市大・木原研)
パネリスト&演題
中村健一(広島女子大・家政)「研究の底にあるもの」
大隅良典(東京大・理)「生化学研究における実験系について」
郷 通子(九州大・理)「モジュールと私」
山本 雅(東京大・医科研)「癌遺伝子研究の分子生物学的アプローチ」
特別参加
多田富雄(東京大・医),溝口 元(立正大)

特別講演

演者
多田富雄(東京大・医)
タイトル
生物学における発見と発明

教育・研究体制シンポジウム

主催
センター事務局
テーマ
これからどうなる大学院教育は?!
パネリスト
副島健義(日教組大学部)「臨教審第3次答申と大学」
伊勢川裕二
ほか

第28回 霧ヶ峰高原・霧が峯ホテル

会期
1988/8/
会場
霧が峯ホテル
校長
人見清隆(京都大・農)

第29回 霧ヶ峰高原・霧が峯ホテル

会期
1989/8/3(Thu)-6(Sun)
会場
霧が峯ホテル
事務局長
岩田 想(東京大・農)

研究交流会

1.発生と分化         8.生体膜・脂質     15.酵素
2.癌             9.食品・栄養      16.植物生理
3.遺伝子の転写と発現    10.毒素・生理活性物質    17.染色体と複製
4.蛋白質工学        11.細胞骨格
5.脳・神経         12.オルガネラ
6.ウイルス         13.培養細胞と代謝制御
7.免疫           14.有用物質生産

分科会

A.タンパク質の局在化
オーガナイザー
中川 強(名古屋大・農 生化),中野秀雄(東京大・工 西村研)
演題・講師
「大腸菌における膜透過機構の現状」秋山芳展(京都大・ウイルス研)
「大腸菌における分泌タンパク質の細胞質膜透過と膜タンパク質の膜内配向性の決定」山根和彦(東京大・応微研,現.国立がんセンター)
B.植物の形態形成と遺伝子
オーガナイザー
松岡 健(名古屋大・農 生化)
演題・講師
「植物形態形成の分子機構 − Riプラスミド遺伝子を用いたアプローチ −」菅谷純子(筑波大・生物学系)
「シロイヌナズナを用いた形態形成変異体の解析」岡田清孝(基生研・細胞情報)
C.生体エネルギー ”光エネルギーを捕らえる”
オーガナイザー
恵谷誠司(大阪大・理)
講師と演題
「光合成初期過程における電子伝達反応の分子機構」三木邦夫(大阪大・工)
「バクテリオロドプシンの構造と機能」茂木立志(東京大・理)
D.細胞の増殖と分化へのアプローチ −細胞情報伝達と遺伝子発現,そして癌遺伝子−
オーガナイザー
武内恒成(放医研・薬理化学),野崎直仁(名古屋大・理 分子生物),清水真人(大阪大・蛋白研・物性)
演題・講師
「癌と発生と分化とをつなぐ遺伝子群」田矢洋一 (国立がんセンター研究所)
「サイトカインシステムにおける情報伝達と転写制御」藤田尚志・谷口維紹(大阪大・細胞工学センター)
「肝癌に特異的に発現する胎盤型グルタチオン S -トランスフェラーゼ遺伝子の転写調節機構」今川正良(東京大・医)
「大腸菌リン酸レギュロンの遺伝子発現機構:アクチベータータンパク質の機能ドメイン」牧野耕三(大阪大・微生物病研究所)
E.生体防御の Strategy と Tactics ――――食細胞を中心として――――
オーガナイザー
片桐達夫 (大阪大・医 バイオ研)
演題・講師
「系統的に見た生体防御の戦略」和合治久(埼玉医科大)
「マクロファージの分化と活性化」赤川清子(予研 細胞免疫部)
F.微生物の環境浄化能力の開発と増強
オーガナイザー
早瀬基(神戸大・農)
青木健次(神戸大・農)
福田雅夫(東京大・農)
G.細胞代謝はどのように形成されたか −代謝起源と進化−
オーガナイザー
前田幸俊(大府大・農)
演題・講師
「生命のはじまり―RNAワールドの検証」柳川弘志(三菱化成生命科学研究所)
「細胞代謝はどのように形成されたか−代謝の起源と進化−」中村 運(甲南大・理)
H.Ca2+シグナル
企画中止
I.タンパク質の実像に迫る
オーガナイザー
岩田 想,小出昌平(東京大・農 農化)
演題・講師
「NMR(核磁気共鳴法)によるタンパク質の立体構造の決定」神田大輔(都立臨床研)
「シンクロトロン放射光を利用した蛋白質構造解析」若槻壮市(スタンフォード大)
J.脳・神経――神経栄養因子と神経系の発生,修復,老化
オーガナイザー
奥村宣明(大阪大・蛋白研)
演題・講師
「神経成長因子によるシナプス形成とその維持」畠中寛(大阪大・蛋白質研究所蛋白質生合成部門)
「神経回路網形成のメカニズム」田口隆久(大阪大・基礎工 生物工学)
K.染色体の構造と機能
オーガナイザー
稲田吉昭(大府大)
演題・講師
「染色体の構造と分配」升方久夫(名古屋大・理 分子生物)
「染色体凝縮と細胞周期」西本毅治(九州大・細胞工学講座)
L.食品−その機能を探る
オーガナイザー
湯川夏子,上敷領広美(奈良女子大・家・食物)
演題・講師
「食品の生体調節機能について」吉川正明(京都大・農 食品工学)
「食品蛋白質の機能特性」北畠直文(京都大・食研)
「栄養と食物の生化学」田代真一(国立京都病院 内分泌疾患センター 研究部)
M.ネットワーク−−理論から実証へ
オーガナイザー
細川 啓(秀潤社 「細胞工学」編集部)
演題・講師
「ツールとしての電子ネットワーク」水城雄(作家・ネットワーカー)
「医学生物学系コンピュータデータ通信サービスネットワークの現状と可能性」正木茂夫(愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所)・渡辺良成(福井医科大)

シンポジウム

タイトル
「がんばれ日本……日本の科学の あしたはどっちだ?! あしたのために その1 その2 その3
オーガナイザー
生化若手年長組(組長 三品裕司)
パネリスト
岡山博人(大阪大・微生物病研究所)
山岸明彦(東京工業大・理学部)
太田成男(自治医科大)
本間桂一(東亜燃料工業)
その他フロア発言と称して論客を配置! サクラに負けるな若き研究者とその卵達!!
趣旨
 欧米に比較して日本の基礎研究はオリジナリティが低いと言われるのはなぜでしょうか.良い研究,歴史に残る仕事をするためには,個人としてのトレーニングを積むことは勿論のことですが,研究環境といったものも見過ごす訳にはいかないように思います.実際,欧米に渡った日本人研究者はずいぶん良い仕事をしています.これは日本人が基礎研究者としての能力に欠けている訳ではないことの証明でしょう.
 そこで今回のシンポジウムでは海外での研究経験の豊富な方々を講師に招き,日本と欧米との比較によって「日本の研究者」と「日本の研究環境」の問題点を明らかにしてみたいと思います.そして,私たち若手研究者は,今後何を考え,どう行動していったら良いのでしょうか.皆さんと共に日本での基礎研究のあり方を模索してみたいと考えています.
 一旗揚げようと野心を抱いている人,欧米への留学を考えていて情報の欲しい人,現状にそこはかとなく疑問を感じている人,そんなあなたに90年代を射程にいれたシンポジウムをお届けします.ぜひ,あなたの考えを披露して下さい.

特別講演

演者
岡山博人(大阪大)
タイトル
真核生物の cDNA 発現システムの開発と,それを用いた細胞周期の制御に関 与するヒト遺伝子の単離

第30回 霧ヶ峰高原・霧が峯ホテル

会期
1990/8/2(Thu)-5(Sun)
会場
霧が峯ホテル
事務局長
清水真人(大阪大・蛋白研)

研究交流会

1.発生と分化             8.生体膜・脂質
2.がん                9.免疫
3.遺伝子の転写と発現(原核生物)  10.植物生理
4.遺伝子の転写と発現(真核生物)  11.食品・栄養 
5.タンパク質工学          12.培養細胞
6.酵素               13.神経
7.有用物質,生理活性物質の単離と生産   

シンポジウム

タイトル
細胞増殖と分化へのアプローチ〜がんばってるぞ,日本の研究者たち
オーガナイザー
池野正史(名古屋大 理) 武内恒成(放医研 薬理) ※当日欠席
パネリスト
「熱ショックタンパク質の機能」矢原一郎(東京都臨床研)
「筋細胞の発生・分化を制御する遺伝子」鍋島陽一(国立武蔵療養所神経センター)
「卵減数分裂停止とc-mos遺伝子」佐方功幸(久留米大 分子生命科研)
「肝再生増殖因子の分子生物学」中村敏一(九州大 理) ※中止
「インターロイキン6の分子生物学」平野俊夫(大阪大学 医) ※中止

分科会

A.Gタンパク質
中村史雄(東京大学医学部脳研)
演題・講師
「培養神経細胞におけるG蛋白αサブユニットを介するシグナル伝達 −G蛋白αサブユニットcDNAの発現−」額田 敏秀(東大・医・脳研生化)
「ras p21 類似低分子量GTP 結合蛋白質の活性制御機構と機能」菊池 章(神戸大・医学部)
B.コンピュータはラブを変える
オーガナイザー
細川 啓(Bio-Net)
演題・講師
「マイクロコンピューター:無能な箱」水沢 博(国立衛生試験所 細胞バンク)
「Bio-Net、そこは年中無休、24時間営業の「夏の学校」だった」渡辺良成(福井医科大学/Bio-Net)・正木茂夫(愛知県コロニー研 生化学)
C.いまどきの発生学
オーガナイザー
渡辺雪香(横浜市立大学木原研)
演題・講師
「中胚葉誘導因子」上野直人(筑波大・遺伝子解析施設)
「細胞集塊の分化誘導」北川泰雄(名古屋大・農学部)
「発生学の新たなる潮流、ジーンターゲティング法とその可能性をさぐる」三品裕司(横浜市立大・木原研)
D.HSPと熱ショック応答
オーガナイザー
宮田愛彦(東京都臨床研),養王田正文(旭硝子)
演題・講師
「熱ショックタンパク質(ストレスタンパク質)と熱ショック応答”」永田和宏 (京都大学胸部疾患研究所),伊藤維昭 (京都大学ウイルス研究所),楠川典子 (宝酒造(株)バイオ研究所)
E.細胞間の接着と相互認識
オーガナイザー
長野裕子(お茶の水女子大・理)・李バイ(お茶の水女子大・理)
演題・講師
「細胞性粘菌の有性生殖における細胞間相互作用」漆原秀子(筑波大・生物科学系)
「免疫応答と細胞間接着」西村孝司(東海大・医学部)
F.タンパク質の局在化
オーガナイザー
松岡 健(名古屋大学農学部) 演題・講師
「リソゾーム膜蛋白質およびリソゾーム酵素のリソゾームへの targetting について」姫野 勝(九州大学薬学部)
「酵母における分泌経路と GTP 結合タンパク質」中野明彦(東京大・理学部)
G.タンパク質の認識能力〜その特異性に迫る〜
オーガナイザー
矢嶋俊介(東京大学農学部),大西浩史(東京大学農学部)
演題・講師
「タンパク質の構造と機能 − アスパラギン酸トランスアミナーゼ −」倉光成紀(大阪医大・医化学)
「タンパク質工学と分子進化」熊谷 泉(東京大・工学部工業化学科)
H.細胞増殖と分化へのアプローチ
オーガナイザー
武内恒成(放射線医学総合研究所),池野正史(名古屋大学理学部)
演題・講師
「c−mosプロトオンコジーンの機能」渡辺信元(理研筑波センター・ジーンバンク室)
「肝細胞の増殖制御因子」辻 孝(九州大・理・生物),中村敏一 (九州大・理・生物)
シンポジウムの先生方
I.「ノン ダイバージェンス進化論」と最新機器の利用
オーガナイザー
佐々木俊哉,江頭知子:(ミリポア・リミテッド)
演題・講師
「非分散進化説(Non-Divergence Theory of Evolution)」田宮信雄(東京家政学院大学) 「生化学用最新機器を利用した実験の原理と実際」岩瀬 寿(日本ミリポア),佐々木俊哉(日本ミリポア)  
J.細胞レベルでの系統進化
オーガナイザー
根東 覚(東京工業大学理学部)
演題・講師
「生物進化と細胞内共生」石川 統(東京大学理学部)
「脂質から見た古細菌」古賀洋介(産業医科大学)
「古細菌vs後生細菌; 5S rRNA から見た生物の系統」堀 寛(広島大・原医研)
「初期進化と古細菌」伝田公紀(東京工業大・理学部)

第31回 霧ヶ峰高原・霧が峯ホテル

会期
1991/8/1(Thu)-4(Sun)
会場
霧が峯ホテル
事務局長
金丸研吾(名古屋大・農)

研究交流会

  1.発生と分化              2.癌
  3.遺伝子の転写と発現(原核生物)    4.遺伝子の転写と発現(真核生物)
  5.蛋白質工学              6.酵素
  7.有用物質、生理活性物質の単離と生産  8.生体膜・脂質
  9.免疫                 10.植物生理
 11.食品・栄養              12.培養細胞
 13.神経                 14.環境

シンポジウム

タイトル
環境問題を考える
オーガナイザー
河原秀久(関西大・工),川口 洋(岡山大・農)
パネラー
「バイオセンサーとその応用」軽部征夫(東京大・先端科学技術研究センター)
「バイオプラスチックの発酵合成とその性質」土肥義治(東京工業大・資源化学研究所)
「地球環境問題とバイオへの期待」小宮山 宏(東京大・工学部 化学工学科)

分科会

A.細胞内情報伝達機構
オーガナイザー
金丸 研吾(名古屋大・農),三田 悟 (名古屋大・農)
演題・講師
「バクテリアにおけるシグナル伝達機構」内海龍太郎(近畿大・農)
「細胞内情報伝達機構におけるタンパク質リン酸化酵素の役割」藤澤 仁(旭川医大 第一生化学)
「細胞内情報伝達機構におけるタンパク質脱リン酸化酵素の役割」久野高義(神戸大・医)
B.糖鎖 糖質分析
オーガナイザー
江頭知子(日本ミリポアリミテッド)
演題・講師
「細胞接着因子L1の発現と機能」阿相皓晃(慶応義塾大・医 生理学)
「糖鎖分析手法について」佐々木俊哉(日本ミリポア)
C.植物−今だから光合成−
オーガナイザー
森田勇人(東京大・理),酒井 潤(東京大・理)
講師
小俣達男(理研・太陽光科学)
三木邦夫(東京工業大・資源研)
D.マリンバイオテクノロジー
オーガナイザー
木下政人(京都大・農),長崎慶三(京都大・農)
演題・講師
「魚介類の染色体操作」小野里 垣(水産庁・養殖研究所 遺伝育種部細胞工学研究室)
「超好熱性細菌」左子芳彦(京都大・農 水産学科水産微生物学)
E.細胞の成長と分裂
オーガナイザー
小林 純(岡山大・農),茂木伸一(東京大・農)
演題・講師
「酵母に於ける細胞周期の調節」土屋英子(広島大・工)
「G1、G2期に特異的な新しい阻害剤の発見と細胞周期の可塑性」吉田 稔(東京大学農学部)
F.研究支援の道具箱 −ワープロからオンラインデータベースまで−
オーガナイザー
細川 啓(秀潤社/Bio-Net),鵜川義弘(DDBJ)
演題・講師
「研究室内のコンピュータ利用」金子周司(京都大・薬)
「研究を飛び出すコンピュータ」月井雄二(法政大・教養),DDBJ スタッフ(日本 DNA データバンク)
「分析機器とコンピュータの接続法」藤原 純(日立造船)
「DDBJへの接続方法」竹腰正隆(東海大・医 分子生物)
「DDBJ計算機との上手なつきあい方−1分子生物学研究者としての立場から−」 藤田信之(国立遺伝学研究所)   
G.蛋白質複合体
オーガナイザー
岩田 想(高エネルギー物理学研究所),矢嶋俊介(東京大・農)
講師
荒田洋治(東京大・薬)
永山国昭(日本電子(株))
難波啓一(新技術事業団)
猪飼 篤(東京工業大・生命理工)
外山 聡(東北大・薬)
H.リボザイム−その構造と反応機構−
オーガナイザー
近藤明宏 (大阪大・薬)
講師
杉本直己(甲南大・理) 小泉 誠(北海道大・薬)
I.発癌・抗発癌と癌の抗癌剤耐性について
オーガナイザー
奥野成倫(京都大・農),木岡紀幸(京都大・農)
講師
西野輔翼(京都府立医大)
杉本芳一(癌研・化学療法センター)
J.活性酸素−栄養、環境科学の観点から−
オーガナイザー
尼子克己(京都大・食研),鮫島一泰(神戸大・農)
講師
森田潤司(同志社女子大・家政)
金沢和樹(神戸大・農)
田中 浄(国立環境研・生物圏環境部)
K.増殖と分化
オーガナイザー
二宮 康晴(名古屋大・農)
演題・講師
「ES細胞って何?」花岡和則(国立精神神経センター神経研究所)
「DNAメチル化と個体発生とimprinting」丹羽太貫(広島大・原爆放射能医学研究所)

第32回 霧ヶ峰高原・霧が峯ホテル

会期
1992/8/7-9
会場
霧が峯ホテル
事務局長
伊藤公成(京都大・農)

シンポジウム

タイトル
研究成功のカギを探る ―プロジェクトのひ・み・つ―
オーガナイザー
養王田正文(理化学研究所)
細川 啓(求職中)
福地 清(日清製粉)
飯野雄一(東京大学・理)
今村保忠(東京大学・教養)
山下哲郎(東京大学・理)
長野裕子(科学技術庁)
パネリスト
「基調報告 日本の科学プロジェクト」長野裕子(科学技術庁)
「HFSP」養王田正文(理化学研究所)
「創造科学技術推進事業」野田正彦(新技術事業団副調査役)
「理化学研究所国際フロンティア」梶本哲也(理研国際フロンティア)
「ヒト・ゲノムプロジェクト榊 佳之(東京大・医科学研究所)

特別講演

タイトル
細胞の増殖と分化,そして死
講師
長田重一(大阪バイオサイエンス研究所)

分科会

1.原核生物における遺伝子発現制御メカニズム
オーガナイザー
中村 顕(東京大・農),時下進一(名古屋大・農)
演題・講師
「大腸菌Adaタンパク質による転写調節」作見邦彦(九州大・生体防御医学研)
「AgrobacteriumのVirAタンパク質中のVirG領域の構造解析及び VirG タンパク質依存のvir遺伝子群のin vitro転写系の構築」遠藤英樹(京都大・化研)
「真性細菌には主要タイプのシグマ因子が複数存在する」田中 寛(東京大・応微研)
「枯草菌の胞子形成とDNAの再編成」佐藤 勉(東京農工大・農)
2.生体微量元素
オーガナイザー
川口 洋(岡山大・農),河原秀久(関西大・工)
演題・講師
「メタロチオネインと微量元素」桜井 弘(京都薬科大学)
「生体微量元素の生理作用」佐藤 明(広島大・生物生産)
3.癌遺伝子研究
オーガナイザー
佐伯 浩司(新田ゼラチン(株)中央研究所),佐藤 光(大阪大学・微生物病研究所)
演題・講師
「PCR-SSCP(Polymerase Chain Reaction-Single Strand Conformation Polymorphism)法を用いた遺伝子異常の解析について」村上善則(国立がんセンター研究所)
「トランスジェニックマウスをもちいた癌の遺伝要因の研究(ジーンターゲティングによるチロシンリン酸化酵素の機能解析を中心に)」八木 健(理化学研究所)
4.タンパク質の折れたたみと局在化
オーガナイザー
黒河博文(京都大・食研)
講師
桑島邦博(東京大・理)
遠藤斗志也(名古屋大・理)
5.増殖と分化へのアプローチ  ―転写調節研究の最前線―
オーガナイザー
松下夏樹(東北大・理),井岡方孝(神戸大・農),伊藤勇一(神戸大・農)
講師
北嶋繁孝(東京医歯大・難治研 分子遺伝)
田村隆明(埼玉医大 第二生化学)
中西義信(金沢大・薬)
6.免疫―基礎から応用まで―
オーガナイザー
綾 秀紀(京都大・理),長田志帆(武庫川女子大・薬)
演題・講師
「タンパク質制限と免疫系の老化」細川友秀(京都教育大・理)
「抗イディオタイプ抗オピオイド受容体抗体の作製」藤岡聡之(武庫川女子大・薬)
「免疫寛容:自己不応答性の獲得」細野正道(京都大・胸部疾患研)
「NODマウスを用いた自己免疫性糖尿病の解析」安水良知(関西医科大 第一病理)
7.発生と分化 ―卵割と分裂の不思議―
オーガナイザー
浅野史郎(京都大・農),伊藤 公成(京都大・農)
演題・講師
「両生類の初期発生−受精から第一卵割まで」 久保田 洋(京都大・理)
「ホヤの筋肉細胞はどのようにしてできるか」 佐藤矩行(京都大・理)
8.生命活動と分子のダイナミクス
オーガナイザー
岩田 想(高エネ研・放射光実験施設),清水真人(大阪大・蛋白研)
講師
大澤研二(帝京大・バイオサイエンス)
田之倉 優(東京大・理)
村上 薫(熊本大・医)
柳田敏雄(大阪大・基礎工)
9.HPLC分析
オーガナイザー
江頭知子(日本ミリポアリミテッド)
演題・講師
「Sep−Pakカートリッジによるサンプル前処理法」佐々木俊哉(日本ミリポアリミテッド)
10.細胞外マトリックス
オーガナイザー
福地 清(日清製粉),羽関典子(東京大・教養)
講師
吉里勝利(広島大・理)
関口清俊(大阪府立母子保健総合医療センター研究所・病因病態部門)
反町典子(東京都臨床医学総合研究所・免疫研究部門)
11.血栓溶解の主役たち  ―新展開を迎えた血栓治療法―
オーガナイザー
村上周一郎(神戸大・農),村上陽子(奈良女子大・家政)
演題・講師
「酵素の化学修飾法による機能改善について」横井川久己男(奈良女子大・家政)
「新規な線溶酵素の発見と利用 −その酵素化学的側面について−」中島信佳(岡山県立短期大・食物)
12.食品と栄養 ―日常を生化学の眼でみれば―
オーガナイザー
松本千穂(奈良女子大・家政),伊藤公成(京都大・農)
講師
糸川嘉則(京都大・医)
村田道代(華頂短大・家政)
13.あなたの研究している遺伝子は既にクローニングされているかもしれません!―コンピュータとオンラインデータベースの活用―
オーガナイザー
沖永龍之(東京工業大・生命理工),南 雅文(京都大学・薬)
演題・講師
荻原 淳(京都大学化学研究所)
鵜川義弘(国立遺伝学研究所・DDBJ)
14.オムニバス分科会―染色体、酵素による化学合成、蛋白質の修飾―
オーガナイザー
養王田正文(理化学研究所),堀 克俊(東京工業大・資源研),向井克之(東京工業大・資源研)
演題・講師
「ヒト21染色体のマッピング」榊 佳之(東京大学医科学研究所)
「酵素による糖の合成」梶本哲也(理研国際フロンティア)
「翻訳後修飾としてのチロシン硫酸化とその機能」水光正仁(宮崎大学農学部)

第33回 霧ヶ峰高原・霧が峯ホテル

会期
1993/8/7(Sat)-10(Tue)
会場
霧が峯ホテル
事務局長
佐藤 光(東京大・医 生化)

研究交流会

    1. 研究材料:    A. 動物     B. 植物    C. 微生物 
                    D. タンパク質、糖などの分子、その他物質そのもの
                    E. その他(                        )
    2. 現在の研究方法:   1. 生理、生化学   2. 遺伝子工学    3. 分子工学
                         4. 細胞生物学     5. 形態、組織学  6.情報解析
                         7. その他(                    )

シンポジウム

タイトル
死の分子生物学を考える 〜死が浮かび上がらせる現代の生物学〜 アポトーシス、老化の分子生物学、神経細胞の生と死を通して
オーガナイザー
伊藤公成(京都大・ウイルス研究所)
佐藤 光(東京大・医)
長野希美(東京大・薬)
パネリスト
三羽信比古(広島県立大・生物資源学部)
土居洋文(富士通国際情報社会科学研究所)
畠中 寛(大阪大・蛋白質研究所)

分科会

A.遺伝子発現に関与するクロマチン構造
オーガナイザー
佐伯浩司(新田ゼラチン(株)・中央研究所)
講師
清水光弘(東京薬科大 第一薬品分析化学教室) 五島直樹(京都薬科大・生命薬学研究所)
B.酵素の研究方法教えます
オーガナイザー
川口 洋(岡山大・農)
演題・講師
「耐熱性アラニンラセマーゼ −クローニング,構造解析」外山博英(山口大・農)
「3−イソプロピルリンゴ酸脱水素酵素の構造+ 」今田勝巳(高輝度光科学研究センター)
C 遺伝子から生命を考える方法
オーガナイザー
西村俊秀(東京大・農),林 晴敏(東京大・農)
演題・講師
「ゲノムプロジェクトと遺伝情報解析」荻原 淳(京都大・化学研究所)
「分子レベルから見た生物進化――モザイクタンパク質を例として」池尾一穂(遺伝研)
「人工生命はエンドウ豆になれるだろうか」徳永幸彦(筑波大・生物科学系)
D 何が環境を救うのか “これが植物の底力”
オーガナイザー
荒見真一郎(岡山大・農)
演題・講師
「大気汚染物質(特にNO2)を好んで資化する植物の遺伝子工学的作出」森川弘道(広島大・理)
「植物プランクトンによる汚水浄化」澤山茂樹(工業技術院・資源環境技術総合研究所)
E 食品の不思議を探る
オーガナイザー
高橋政和(京都大・農),廣瀬まゆみ(大阪市立大・生活科学)
演題・講師
「驚異の甘味タンパク質 ソーマチン」北畠直文(京都大・食糧科学研究所)
「香辛植物に含まれる抗酸化成分の探索と構造解析」中谷延二(大阪市立大・生活科学)
「食物アレルギーとその発症メカニズム」松田 幹(名古屋大・農)
F ミトコンドリア −DNA,RNA,タンパク質−
オーガナイザー
渡邊洋一(東京大・工),中村花野子(東京大・医科研)
演題・講師
「ミトコンドリア呼吸鎖電子伝達系」北 潔(東京大・医科研)
「ミトコンドリアDNAの変異と疾患」田中雅嗣(名古屋大・医)
「ミトコンドリア遺伝子暗号とtRNAの構造と機能」上田卓也(東京大・工)
G バイオエナジェティクス −プロトンを中心として−
オーガナイザー
天野豊己(東工大・生命理工)
講師
茂木立志(東京大・理)
森山芳則(大阪大・産研)
H 食とその機能
オーガナイザー
小林 純 (岡山大・自然科学研究科)
演題・講師
「緑茶:その機能と利用」桑野民和(東京家政学院短期大・生活化学)
「脳の生理作用に及ぼす DHA の影響」鈴木平光(農林水産省・食品総合研究所)
I 基礎からのPCR
オーガナイザー
演題・講師
はみだし分科会   コンピューターを使って頭を活性化させよう
オーガナイザー
西村俊秀(東京大学・農学部)
演題・講師
「医学生物科学関連情報交換および研究支援システム Bio-Net――電子会議室を中心に」細川 啓(Bio-Net)
「DDBJの紹介と使い方およびInternetの紹介」鵜川義弘(国立遺伝学研究所)
「文献検索の方法」西村俊秀(東京大学・農学部)

第34回 霧ヶ峰高原・霧が峯ホテル

会期
1994/8/5(Fri)-8(Mon)
会場
霧が峯ホテル
事務局長
広瀬まゆみ(大阪大・医・バイオメデイカル教育研究センター)
費用
参加費:学生 6,000円、一般 10,000円
生化若手の会年会費:3,000円
宿泊費:7,800円/泊・3食(税抜き)
レク:1)テニス 1,000円
   2)バスツアー 2,000円

シンポジウム

タイトル
「木を見て森を見よう 〜ミクロの分子を通してマクロな生命が見えていますか?〜」
パネリスト
坂本武久(朝日新聞社 東京本社 科学部)
田川邦夫(大阪大学名誉教授、(現)岡山県立大・福祉 栄養学科)
吉田謙一(山口大・医 法医学教室)

分科会

1.生命現象としてのDNA複製 〜その調節メカニズム(転写、細胞周期、癌遺伝子、・・・)
オーガナイザー
鈴木市郎 (大阪大・工),土師秀隆(バイオカレッジ京都)
演題・講師
「プラスミド DNA 複製開始とその調節の機構 ――アンチセンスRNA 制御」伊藤建夫(大阪大・理)
「真核生物DNA複製の機構とその細胞周期による制御」荒木弘之(大阪大・微生物病研)
「真核細胞におけるDNA複製開始の分子機構と制御」村上洋太(京都大・ウイルス研)
2.細胞内シグナルネットワーク 〜細胞膜から核まで〜
オーガナイザー
秋本和憲(東京理科大・薬学部、横浜市立大・医学部),福井彰雅(東京大・理学部)
演題・講師
「MAPキナーゼカスケード」後藤由季子(京都大・ウイルス研)
「細胞基質間接着と蛋白質チロシンリン酸化」佐邊壽孝 (京都大・ウイルス研)
「PKC、Junを介したシグナル伝達と細胞増殖制御」平井 秀一 (横浜市立大・医学部)
「IL-2受容体を介する細胞内シグナル伝達」南 康博(大阪大・細胞生体工学センター)
3.DNA高次構造と転写制御
オーガナイザー
佐伯浩司(新田ゼラチン(株)・中央研)
演題・講師
「DNAの高次構造と真核生物の転写制御(I.DNAの超らせん構造と転写制御/II.DNAループ形成による転写制御)」広瀬 進(国立遺伝学研)
「湾曲DNAと転写制御」水野 猛(名古屋大・農学部)
4.細胞接着と糖鎖
オーガナイザー
廣瀬まゆみ(大阪大・バイオメディカルセンター),渡辺 淳(京都大・農学部)
演題・講師
「セレクチンと糖鎖を介した細胞接着」神奈木玲児(愛知県がんセンター研)
「糖鎖と微生物」山本憲二(京都大・農学部)
「細胞接着における糖鎖の役割」吉田元信(近畿大・食品科学研)
5.DNA修復〜XP(色素性乾皮症)を中心に〜
オーガナイザー
稲田吉昭(桜井女子短期大・生活科学),藤本勝巳(大阪大・医学部)
演題・講師
「色素性乾皮症におけるヌクレオチド除去修復の異常」田中亀代次(大阪大・細胞生体工学センター)
「DNA修復遺伝子組み換えマウスを用いた発癌研究」中鶴陽子(東京大・医学部)
6.生命現象へのアプローチ〜細胞外マトリックスの研究を通して生命科学の未来像を探る〜
オーガナイザー
舘川宏之(東京農工大・農),羽関典子(東京大・教養)
演題・講師
「生命現象を理解する上で細胞外マトリックスという実体はあるのか」林 利彦(東京大・教養)
「弾性線維」大山俊郎 (東京老人医療センター)
「Protein Anatomy――タンパク質化学的手法による機能ドメインの探索」高木淳一(東京工業大・生命理工)
7.特殊環境微生物〜微生物の多様性〜
オーガナイザー
中村 顕 (東京大・農学部),小野田素子(東北大・農学部)
演題・講師
「超好熱性細菌――深海熱水噴出域に潜む最古の生物」小林哲夫(理化学研・微生物)
「芳香族化合物代謝遺伝子群の多様性とその分布及び進化」前田理久(新技団・微生物進化プロジェクト)
「アブラムシはいかにして植物師管液に適応しているか――その窒素代謝と細胞内共生」佐々木哲彦(東京大・理学部)
「アブラムシにおける微生物との内部共生――その進化と起源」深津武馬(東京大・理)
8.水環境を考える〜微生物による水環境の評価と浄化における新たな展開〜
オーガナイザー
牧 秀明(大阪大・工),小堀由香(武庫川女子大・薬)
演題・講師
「Amesテストによる水道水の安全性について」讃岐田 訓(神戸大・発達科学部)
「水環境浄化への遺伝子組換え技術の活用」池 道彦(大阪大・工)
9.形のある物質――タンパク質――をみる目 〜第3の構造解析法について〜
オーガナイザー
松嶋 隆 (住友化学工業(株)・生命工学研),永瀬雅啓(岐阜大・農)
演題・講師
「三次元電子顕微鏡法によるタンパク質の立体構造解析」山川 央(東京大・理)
「タンパク質をカロリメトリーで料理する」深田はるみ(大阪府立大・農)
10.何が植物の形を支配するのか? 〜花と根の形態形成に関わる遺伝子について〜
オーガナイザー
北島サキト(京都大・農),明石欣也(京都大・農)
演題・講師
「花芽分化を制御するジンクフィンガープロテイン」高辻博志 (農業生物資源研)
「花と根の形態形成と刺激応答」石黒澄衛(国立基礎生物学研)
11.老化を探る 〜モデルを用いた老化の科学〜
オーガナイザー
谷岡直子(京都教育大・生命科学),伊藤公成(京都大・ウイルス研)
演題・講師
「細胞のサイズと数と寿命」高木由臣(奈良女子大・理)
「老化と老化病態の分子生物学、マウス老化アミロイドーシスの分子生物学」樋口京一 (京都大・胸部疾患研)
12.疾患のDNA診断 〜分子生物学を用いたアプローチ〜
オーガナイザー
瓶子昌幸(住友金属バイオサイエンス(株)),伊藤公成(京都大・ウイルス研)
演題・講師
「感染症における遺伝子診断法」片山和彦((株)BML・基礎研)
「がんの遺伝子診断」牧野鈴子(国立がんセンター研)

第35回 霧ヶ峰高原・霧が峯ホテル

会期
1995/8/
会場
霧が峯ホテル
事務局長
横山慎一郎

第36回 神戸・関西地区大学セミナーハウス

会期
1996/8/10(Sat)-12(Mon)
会場
関西地区大学セミナーハウス
事務局長

夏の学校の歴史 1997-

第37回 河口湖(97年)以降は生化若手の会公式ウェブページをご覧下さい。



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